今度の週末、家族で洞爺湖温泉に行くんだ~!
いいね!洞爺湖に行くんだったらロープウェイは?
2020年にリニューアルしたんだよ!
う~ん、乗ってみたいとは思うけど高くない?
家族で楽しめるのかなぁ
確かに。有珠山に限らず、ロープウェイって乗車時間の割には結構高いなって感じますよね。
もしかしたら、他のことにお金を費やした方がいいのではないかと思うこともあるかもしれません。
今回はそんな疑問を解決すべく、家族で有珠山ロープウェイに乗るのはアリかナシかについて考察してみました!
家族構成:3人(お父さん、お母さん、お子さん10歳)
料金内訳:大人(往復)1,800円 × 2人分 + 小学生(往復)900円 + 駐車料金500円=合計5,000円
2つの周辺観光スポットと比較してみた
洞爺湖のホテルでは美味しい食事と温泉が待っているから、
観光スポットはそれ以外のことが体験できる場所がいいな
そうですね。美味しい食事と温泉は、洞爺湖温泉のホテルに宿泊したら十分満喫できますもんね。
今回はそれ以外のアクディビティで探してみましょう。
洞爺湖を一望できる「サイロ展望台」は、洞爺湖でも人気の観光スポット。
洞爺湖温泉から車で約15分とアクセスも良好です。
しかもここは無料なので、家計を管理するお母さんは嬉しいですね。
雄大な景色を見てお父さんも満足そう。
一方、お子さんは…?
景色はきれいだけど…で?
え?? そう、子どもって何か刺激を欲しがるものですよね。
ここにはキャラメル作り体験などがあるのですが、どれも最低10名以上の団体向けなんです。
レストランはありますが、今回お食事は外して考えるのでナシとします。
あ!ヘリコプターだ!乗りたーい
サイロ展望台からは観光ヘリコプターが発着しています。
料金表を見てみましょう。
フライトコース | 1名料金(税込) | 飛行時間 |
---|---|---|
体験コース | 3,500円 | 3分 |
西山火口コース | 6,000円 | 6分 |
有珠山コース | 9,000円 | 9分 |
一番価格帯の低い「体験コース」でも、3,500円×3人=10,500円ですね。
3人で10,000円を超えるので予算の2倍オーバー。厳しいところです。
ちょっとここで、他の人のサイロ展望台の感想をチェックしてみましょう。
地元のタクシー運転手がオススメしているということは、ドライブの休憩でリフレッシュ!って感じだね。
「天体のメソッド」というアニメにも出ているんだね
やっぱりヘリコプター楽しそう~!
他の人の感想を見ると、景色に関しては最高ですすね。
ただアクティビティに関しては、個人で楽しめるものはヘリコプター以外見当たりません。
- オススメのオプション:ヘリコプター体験(但し、予算を10,000円以上に設定可能な場合)
- 特徴・魅力:無料で洞爺湖の雄大な景色が一望できる。アニメの舞台にもなっている。
これらのことを考察すると、ここはドライブの際に立ち寄るのには最高ですが、家族旅行の観光スポットとして、5,000円の予算で長い時間滞在するのは難しい感じです。
次のスポットを考えましょう。
ヘリコプターは予算オーバーだけど、遊覧船なら乗れそうです。
大人1,420円 × 2人分 + 小学生710円 =3,500円
なんとロープウェイより1,500円も安いです!
アクセスも最高!徒歩約4~5分です。
※車で行く場合もかねて、地図には駐車場の位置を表示しています。
洞爺湖の中には島があり、遊覧船に乗れば島に上陸して自然の中を散策出来ます。
以前は島の中にエゾシカがいて、今でも洞爺湖のマップにはエゾシカの絵が描かれていますが、最近はめっきり見かけません。
工事の影響という話もありますが、我が家の息子が修学旅行に行った際も、自分を含めて誰もシカを見なかったと言っているので、少なくとも3年前(2018年)から見つけるのが難しい状態になっていたと言えるでしょう。
ですので、シカにはもし会えたらラッキーと思っていた方が良いですね。
シカに合えるようになったら行きたいな
さぁ、遊覧船に話を戻しましょう!
ロープウェイやヘリコプターよりも安いし、湖で船に乗るのは非日常を味わえて良さそうですよね。
ここで実際に乗った人の感想を確認してみましょう。
なんだか冒険に行くみたいでワクワクしちゃう!
わぁ~♪鳥さんが遊覧船に遊びに来てる!かわいいなぁ
いかがでしょうか?
これならお子さんも喜びそうですね!
- オススメのオプション:洞爺湖の中にある島には売店があるので、5,000円の予算なら差額でソフトクリームが食べられる。(ソフトクリームの口コミby食べログ)
- 特徴・魅力:船に乗るという非日常的な体験ができる。島に上陸すると散策が出来るので、時間調節が可能。
もう、遊覧船で決まりでいいんじゃない?
う~ん、費用対効果としては最高ですが、先ほど、チラッと話に出たように、洞爺湖の遊覧船って、札幌近郊の小学校の修学旅行では必ずと言っていいほど乗るんです…
私が小学生の頃、もう30年以上も昔ですが乗りましたし、息子も乗りました。そして、島の中で釜めしを食べるのも同じです。笑
お子さんが小学校低学年であれば、修学旅行まで少し年数があるので、遊覧船はアリですが、今回のモデル家族の設定のようにお子さんが高学年に差し掛かると、わざわざ学校で乗るのを知ってて家族旅行で乗るのもなぁと思いませんか?
遊覧船での感動は修学旅行までとっておいて、今回はせっかくなので別の方法がないか考えてみましょう。
では、本日の本題、有珠山ロープウェイはどうでしょう。
最初にアクセスの良さを確認してみます。
洞爺湖温泉から車で10分程なのでアクセスは良好ですね。
有珠山って昭和新山のこと?だったらココも修学旅行で行くんじゃない?
有珠山と昭和新山って、北海道民でもごちゃ混ぜになっている方が少なくありませんが、簡単に言うと、有珠山の一部が隆起して出来た山が「昭和新山」となります。
昭和新山は札幌近郊の小学校の修学旅行では定番スポットですが、有珠山ロープウェイに乗る小学校はあまり聞いたことがありません。
ですので、家族旅行ならではの体験ができると言ってよいでしょう。
他にもいくつかオススメポイントをご紹介します。
ゴンドラは2020年春から、スイス製のものにリニューアルしています。
時々他サイトで見かける黄色のゴンドラは旧タイプです。
一昔のような狭い箱の中に閉じ込められるようなイメージは全くありません。
ガラス面がとても大きいので、雄大な景色が良く見渡せます。
さぁここでちょっとした豆知識!
アトラクションの攻略本のように、ゴンドラ内のベストポジションを紹介します!
こういった攻略テクニックって好きなお子さんもいますよね。私は大人ですがちょっとワクワクします。笑
ベストポジションはずばりココです!
ココなら誰の目を気にすることなく、昭和新山と洞爺湖の素晴らしい景色を独り占め出来ちゃいます。
もちろん写真も取り放題です!
ちょうど、モザイクがかかっている方達がいる場所ですね。
ただ、必ずベストポジションに座れるとは限りません。
そんな時は次の位置もオススメです。
ちなみに、入口手前側のグッドポジション(「ベンチ」横の赤丸)から撮影するとこのように写ります。
向かって左側に見えるのが洞爺湖で、右側の茶色い部分が昭和新山です。
結構、山頂に近いところで撮影しています。壮大な景色に大人も子どももワクワクしますね!
山頂までの移動中、ゴンドラ内では有珠山についての紹介映像が流れます。
日本語音声の後、ネイティブスピーカーによる英語が流れるので、日本語の理解が難しい人でも安心です。
しかも、一文ごとに、日本語⇒英語とアナウンスが切り替わるので、英語を勉強中のお父さんやお母さん、そしてお子さんの場合は、自分の理解力がどれだけあるのか、ちょっとした腕試しにもなりますね。
頂上には2020年春にオープンした素敵なテラスがあります。
テラスからは、先ほどゴンドラから見た雄大な景色がガラス越しではなく、直接風を感じながら一望できます。
真夏でも心地良い風が吹いて、爽快な気分が味わえますよ。
また、テラスにはゆっくりとくつろげるソファーとテーブルが配置されており、「 Cafe Mt.USU」という名前の おしゃれな売店もあります。
山頂の爽やかな風を感じながら食べるソフトクリームかぁ。想像しただけでも美味しそう~
メニューの一部ですが、料金は以下の通りです(2021年8月調べ)
ソフトクリーム:400円
スムージー:500円
ほっとサンド:600円
ほっとサンド+ドリンク:800円
私が訪れた時も、ソファーでくつろぎながらソフトクリームやドリンクなどを楽しんでいる人が結構いました。
雄大な景色を見ながら、心地の良いソファーでくつろぐと、日ごろの小さな悩みも吹き飛びそうですね。
もちろん、営業時間内であれば、時間制限などはありません。
テラスの反対側には遊歩道があり、噴火口や噴火湾の絶景が楽しめます。
但し、長い階段の上り下りがありますので、行く予定のある方は歩きやすい靴が良いですね。
また、その先にも遊歩道があり、トレッキングコースとして人気があります。
ここで体を動かして、夜は宿泊先で美味しい食事を食べ、温泉につかってぐっすり眠るのも良いでしょう。
トレッキングについては、公式サイトに詳細なコースが掲載されています。
ゴンドラを降りると、噴火の歴史等についてのパネルが設置されており、噴火体験室(入場無料)があります。
パネルには詳細な内容が記載されているので、お子さんの長期休みの自由研究課題としても提出できそうです。
噴火体験室では、薄暗い部屋で迫力のある噴火音が鳴り響く映像が流れています。普段活火山に関心がない大人も子どもも、興味深い体験ができるでしょう。
有珠山を満喫したら、旅の記念にお土産を買いたくなりませんか?
ここの売店の品ぞろえは豊富で、北海道限定のお菓子やグッズが沢山あります。
お店の名前は力強い印象ですが、女性やお子さんも喜びそうな可愛らしいグッズや、子どもが喜びそうなウィットに富んだグッズ、そして実用的なラベンダー関連商品なども売られています。
欲しいものがたくさんあり目移りする中、今回お店で目立っていたグッズはこちらです。
「雪の妖精」の愛称で親しまれている「シマエナガ」
12cmほどの大きさで1,430円です。
もちろん購入して家で大切にしています。もふもふで可愛らしい!
ぬいぐるみの他にも、クリアファイルやメモ帳など、色々な種類のグッズがありました。
シマエナガ好きな人は、もう釘付けだね!
- オススメのオプション:予算+1,200円が可能であれば、山頂カフェでのソフトクリームがオススメ。山麓の売店も品数豊富なので要チェック。
- 特徴・魅力:昭和新山と洞爺湖の絶景は圧巻。アトラクション要素としてのロープウェイも◎。時間が許せばトレッキングも可能。
結論
それでは費用対効果を具体的に計算してみましょう。
いずれのスポットもフルタイムで滞在したとして、下記のように考えます。
名称 | 体験内容 | 金額 | 30分当たりの金額 |
---|---|---|---|
サイロ展望台 | ヘリコプター体験付で約30分 | 10,500円 | 10,500円 |
洞爺湖汽船 | 中島下船30分を含み約1時間20分 | 3,500円 | 約1312円 |
有珠山ロープウェイ | トレッキングを含み約3時間 | 5,000円 | 約833円 |
洞爺湖汽船と有珠山ロープウェイは、それぞれの公式サイトから所要時間を計算しています。
どのように過ごすかにもよりますが、有珠山ロープウェイが費用対効果としては一番という結果となりました。
最後に本記事のタイトル名に戻ります。
本題、「3人家族で5000円なら有珠山ロープウェイはあり?」
答えはもちろん「アリ」です!
よし!有珠山ロープウェイで決まり!
ぜひ皆さん、思い出に残る洞爺湖温泉旅行をお楽しみください!
最後に余談ですが、有珠山ロープウェイではクレジットカードは使えますが、JCBとアメックスは使えません。また、電子マネー、pay各種も対応不可なので注意しましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
※本記事ではヘリコプターを否定しているのではありません。体験としては素晴らしいのですが、今回は滞在時間を加味しての費用対効果として検証しているので、このような評価とさせていただいております。