札幌近郊で北海道の牧歌的風景を楽しみながら美味しいソフトクリームを食べる事が出来る人気の観光スポット「町村農場」
「町村農場」は札幌の隣町にある江別市に位置するのですが、実は江別市内に2か所あるのを知っていますか?
私は北海道民でありながらその事実を知らず、先日、作り立てのソフトクリームを食べ損ねてしまうという残念な出来事がありました。
甘いソフトクリームの代わりに苦い経験を味わったんだね
そうなんです…
スイーツに目が無い私は、後日リサーチして無事に美味しいソフトクリームをゲットしましたが、あれこれ調べていくうちに、どちらにもそれぞれの魅力があることが分かりました。
そこで
今回は2つの「町村農場」について、それぞれの場所や特徴等をご紹介したいます。
2つの「町村農場」の場所と概要
まず、「町村農場」とGoogleマップで検索してみましょう。
一番上に表示されているのは、観光ガイドブックによく掲載されている、あの美味しそうなソフトクリームや広々とした牧場がある方の
「町村農場ミルクガーデン」です。
住所:江別市篠津183番地
TEL:011-375-1920
後ほど詳しく解説しますが、向かって左のサイロが売店となっており、そこでソフトクリームを購入して写真手前のベンチでのんびり過ごすことができます。
そして、Googleマップの下の方に一つ記載されているもう一つの町村農場は歴史的建造物となる
「江別市旧町村農場」です。
住所:北海道江別市いずみ野25番地の1
TEL : 011-383-7734
こちらは私が記事冒頭で「ソフトクリームを食べ損ねた」と話をしていた方の町村農場ですね。
車で約8分って、距離も近いんだね
そう!この近さも紛らわしくなる原因の一つだよね
二つの「町村農場」、江別市民と話をするとごちゃ混ぜになって会話が微妙にすれ違ったり、また、個人で運営している他サイトでも2か所の町村農場の情報が混在しているものがあるほど、ややこしいものとなっています。
ですので今回はしっかり二つの区別が出来るように解説します!
2つの農場の違いについて
まず農場で気になるといえば「サイロ」!
どちらの町村農場にもアイコニックなサイロがあります。
2つのサイロ、形は似ていますが中は全く異なります。
・ミルクガーデン:乳製品やソフトクリーム等の売店
・旧町村農場:歴史的な酪農器具の展示
では、それぞれのサイロ内の様子を紹介します。
ミルクガーデンのサイロの中は売店となっており、沢山の乳製品が販売されています。
中は明るくきれいで商品の数も豊富。地方発送も実施しているので地元民から旅行客まで、商品選びが楽しいお店です。
また、奥にはカウンターがあり、ソフトクリームやパフェなど美味しそうなメニューが販売されています。
コレコレ!このソフトクリームを求めていたの!
・レギュラー
イートイン : 347円
テイクアウト : 340円
・ミニサイズ
イートイン : 286円
テイクアウト : 281円
※価格は2021年10月現在です
支払い時にはクレジットカード各種と電子マネーWAONが利用できるので、キャッシュレス派も安心ですね。
では続いて、旧町村農場のサイロをチェックしてみましょう!
こちらはソフトクリームは販売されておらず、酪農機具などの展示室となっています。
ちなみに3枚目の写真の「コーンプランタ」とは肥料と種子を蒔く機械で、昭和40年頃にアメリカから輸入したものです。
この機械は昭和60年ころまで使用されていたものと説明書きに記載されていました。なんだかドラムセットみたいですね。
このように、二つのサイロは全く違う目的で運営されています。
町村農場って牧場でしょ?
牛はいないのかな?
そうそう、気になるよね!
次の項目で解説します♪
本物の牛はミルクガーデンに隣接している農場にいます。
ミルクガーデンは町村農場の隣に作られた観光スポットなので、農場では本物の牛が飼育されています。
ただ、この先は進入禁止になっており実際の牛に会うことはできませんでした。
私が実際に行った時は、「モォ~」という牛の声がこの道の先から聞こえていましたので、どんな様子なのか調べてみましょう。
たくさん牛がいますね~!
コロナが落ち着けば、このように牛と触れ合える機会があるのかもしれませんね。
ちなみにこのTwitter主の「和田よしあき」さんは、奥様が町村家の方です。
牛に会えないのか…なぁーんだ、残念。
その代わり、ちゃんと楽しめる場所があるよ!
せっかく農場に来たのだから、牛とのツーショットも写真に撮りたいですよね。
そんな時は、サイロの外にある牛の置物はいかがでしょうか。
ね!ココなら雰囲気が出ると思いませんか?
大きさは実物大に近いので、子どもはもちろん大人も乗れますよ!
ちょうど私が訪れた際にも、家族で写真撮影を楽しんでいる方々がいました。
一方、旧町村農場はどうでしょうか。
残念ですが、こちらにも本物の牛はいません。
ただ、等身大の置物はありました。
いずれも前述したサイロの中にいるのですが、大人の牛の方は入口のすぐそばにあるので、最初本物かと思いドキッとしました。
仔牛の方はサイロの通路を少し進んだところにあり、リアリティがあります。
いずれも本物のように柵の向こうにいるので乗ったりは出来ませんが、以前はこのように本物の牛が飼われていたのだなぁと想像を膨らみました。
2つの農場の楽しみ方
次に、それぞれの農場がどのように楽しめる場所なのか紹介します。
ミルクガーデンは、天気の良い日のドライブで立ち寄り、外のベンチで心地よい風を感じながらソフトクリームを食べるというのが最高です!
ソフトクリームはカップとコーンがありますが…なんということでしょう!コーンの写真がピンボケです。笑
写真の腕はまずいですが、ソフトクリームは牛乳感が強くてボリュームもあり美味しいです。
コーン部分がワッフルではなくオーソドックスなのが個人的には残念ですが、それ以外はパーフェクトです。
ただ、とけるのが早いタイプなので、夏など気温が高い日はカップにした方がデロデロにならず良さそうです。
一方、旧町村農場はどうでしょうか。
旧町村農場にはサイロの隣に別の建物「旧町村邸」があり、中に入ることができます。
入場料無料なので行ってみましょう。
入るとすぐにアイスクリームのショーケースがあります。
ショーケースの向こうが事務室の窓になっており、担当者にお金を渡して購入することができます。
レトロな雰囲気が懐かしい。笑
そして、建物の中は展示室になっており、町村農場や江別市の歴史を知ることができます。
入口すぐのラウンジには模型があり、旧町村農場全体を見ることが出来ます。
改めて全体を見ると結構広いのだなぁと思いました。
そして、中に入ってまず目に留まるのは昭和の写真の部屋です。
昭和の写真の部屋については、誰もいない時は部屋の中は真っ暗なので、部屋の中の入口にあるスイッチを付けて見学しましょう。
子どもの頃に見たような風景や人々の服装が懐かしかったです!
また、展示室にはパネルが複数あり、町村家や農場の成り立ちなどが詳細に記載されています。
酪農を志す方や歴史に興味のある方にとっては貴重な資料かと思います。
そして応接室には当時使われていた家具が設置されています。
豪華な家具だね~
難しい話は苦手ですが、この家具を見ていると、アメリカから酪農技術を学んで日本で実践して、財を築き上げたことが伺えます。
そして実は、旧町村邸の奥に「製酪室」という別の建物があります。
ここには、昔バターを製造する時に使われていた機械が展示されています。
建物自体が小さいので見逃してしまいそうですが、旧町村邸の奥にありますので興味のある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
無料で見られるのに見応えたっぷりだね!
ちなみに、旧町村邸で販売されていたアイスクリームは、敷地内のベンチで食べる事が出来ます。
ただ、私が訪問した時にはタイミングが悪かったのか、カラスがいたり近くにハチの巣がある木があるなど、正直微妙な感じでした。
アイスはカップで持ち運びができるので、そういった時は他の場所で食べてもいいですね!
まとめ
2つの農場を比較しましたが、改めてそれぞれの農場についてまとめてみましょう。
・北海道の牧歌的風景を眺めながら、ソフトクリームなどのスイーツを食べられる観光スポット
・隣に牛が飼育されている農場がある
・酪農の歴史を学べる資料館
・カップタイプのアイスクリームが販売されている
いかがでしょうか。
同じ町村農場でも目的が全く異なるスポットですので、両方行ってみるのも良いですね。
もしどちらか一方の町村農場へ行く場合は、カーナビの設定を間違わないようにご注意ください。笑
YUKIはミルクガーデンに行くつもりが、カーナビの設定を間違えて旧町村農場に行ったんだもんね。
うん…観光ガイドとは全然違うなぁと思いながら見学していました。笑
それでは今回はこの辺で!
最後まで読んでくださりありがとうございました。